春になってからでは遅すぎる…。冬から始める花粉症対策!
春になると花粉が気になるという方が増えてきます。
毎年、鼻づまりや鼻水がでることが常習化しているのに、対策に手が回らないまま春を迎えてしまう!! という方が多いです。
今からできる 3つの対策で 花粉症の撃退(あるいは、軽減)を目指しましょう。
まずは、花粉症の症状を引き起こすメカニズムから考えていきます。
花粉症の発生には、私たちの体のリンパ球の一種、免疫システムの司令塔である「ヘルパーT細胞」が変身した「Th2(ティーエイチツー)細胞」が関係しています。
体の中にアレルゲンが入ってくると、それぞれのアレルゲンごとに、結合するための抗体が作られます。
「Th2」が多くなると血液の中に「IgE抗体(アイジーイーこうたい)」が漂い、そこであれやこれやいろんな指令が出て、アレルギー反応を引き起こす「ヒスタミン」を発生させやすくなります。
鍵となるのは特別な免疫細胞である、制御性T細胞、「Tレグ」の働きです。
“免疫細胞”と聞くと、“外から来た敵を攻撃する役目”というイメージを持たれると思いますが、この「Tレグ」は逆。
身体中の暴走している免疫細胞をなだめる“ブレーキ”の役目を持っているのです。
「Tレグ」細胞は、シーソーのように「Th1」「Th2」のバランスを保っています。
過剰に働きすぎる免疫細胞の攻撃を抑えることで、アレルギー反応や炎症を抑えてくれていると考えられています。
ですから、この「Tレグ」をほどよく増やすことが大切と言えるでしょう。
腸と花粉症の関連性って?
腸には免疫を担う細胞の60〜70%が存在しています。
最近の研究では、先ほど考えた大切な「Tレグ」が、腸内細菌の一種であるクロストリジウム菌の働きによって、腸内で作り出されていることが明らかになってきました。
クロストリジウム菌は、私たちの腸内の「食物繊維」をエサとして「酪酸(らくさん)」を作り出します。
この「酪酸」は、暴走する免疫細胞をなだめてくれる働きを担い、腸の壁を通ってその内側の免疫細胞に受け取られると、「Tレグ」へと変身するのです。
毎日の食事で、この菌のエサとなる「食物繊維」をしっかり摂り、腸内環境を整えてあげることで免疫機能を正常に働かせ、花粉症の症状を軽減することにつながる、と期待できます。
腸内環境の改善で整腸する
さらに、腸内環境が大切な理由をもう一つ。
腸は体の中にありますが、実は腸の中は解剖学的にいうと、体の外として分類されます。
外から口を通って食べ物が入ってきて、そのまま通り抜けて出ていく。
つまり、外のものを通す場所・というイメージです。
食べ物がお腹の中に入った時ではなく、腸などの内臓の壁から栄養素として吸収することで初めて、「体内に取り入れられた」とみなされます。
鼻の中を通る空気も、外なので、同じジャンルにあるといえます。
花粉症は鼻腔内の粘膜にくっついた花粉に対する、免疫の過剰反応です。
実は「粘膜仲間」である腸内の環境を整えることで、鼻の粘膜にも良い影響がおよびます。
対策その1:鼻の粘膜のコンディションを整える
花粉は皮膚についただけでは 症状は出ません。
空気に触れている器官である「鼻腔」「目」の粘膜の下にある細胞に取り入れられる事で始まります。
花粉症のレーザー治療は、鼻腔の粘膜にあるレセプター(受容器)を減少させると共に、鼻腺も減少させることで鼻水などの症状を抑えるという仕組みです。
通常、外部の物質(ウイルスなど)がいきなり細胞に入ることを防ぐため、鼻腔と目には
共通の防衛機能として[粘膜・涙液層]があります。
ここに花粉が入るか入らないかで、症状が出るかでないか出ないかに大きな差が生まれます。
花粉にやられない「しっとりとしながらも粘りのある粘膜」を作るのに必要な栄養素をご存じですか?
それは、たっぷりのビタミンAです。
人参には、カロテンとして含有されています。
カロテンは、体内での必要に応じてビタミンAに変換して使われますので、過剰摂取を気にしないで食べることができます。
人参のほかに、小松菜・春菊にもカロテンが多く含まれています。
当院でおススメしている栄養補助食品「ハイ・ゲンキスピルリナ」は、6包で成人男子が1日で必要とするビタミンAの、17%相当を摂ることができるので、野菜不足を感じているときの補充にいいですね。
[レチノール相当154.8㎍(2019年8月16日分析)]
食物繊維が豊富なきのこ類・海藻類や、オリゴ糖が豊富な食品を積極的にとりましょう。
アレルギー反応の暴走を抑えることが期待できます。
大豆には食物繊維も多く、オリゴ糖も含まれているのでおススメですね。
腸内細菌というと、善玉菌として知られているビフィズス菌、乳酸菌、がありますね。
「酪酸菌」も近年研究が進むにつれ、その良い働きが話題となっています。
「酪酸菌」は前述のクロストリジウム菌だけでなく、食物繊維やオリゴ糖をエサにして、「酪酸」を作ってくれる細菌の総称です。
酪酸は「短鎖脂肪酸」(脂質を構成する脂肪酸)の一種で、この短鎖脂肪酸が増えると腸内環境は健全化します。
対策その2:水分をしっかりと摂る
粘膜の乾燥を防いであげる事も大切になります。
花粉症の方は水分をとることが苦手な方が多いように感じます。
まずは朝、一杯の温かいお湯=「白湯(さゆ)」を飲むことからから始めてください。
朝は排泄の時間です。
朝食前に白湯を飲むことで、体の中にたまった毒素を洗い流し、腸内をきれいに掃除しましょう。
水を飲むだけでなく、鍋料理などスープのある食事を摂ることも大事です。
対策その3:良質な油を摂る
良質な油の摂取も粘膜保護になります。
これは非加熱で食べられる油と覚えてください。
n-3系油脂(α-リノレン酸、IPA(EPA)、DHA)が炎症を抑える効果が期待できるので、適量を取りましょう。
亜麻仁油やえごま油などが、その中に含まれます。
青背魚(さば、いわし、さんま)、などの魚油もいいです。
油脂は加熱すると酸化しやすいので、カルパッチョソースや、サラダのドレッシングなど生の状態で摂ることをおススメします。
当院では、食アドバイザーとしての経験を生かし、季節や体調に合わせた食事面でのアドバイスも行っています。
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