終身とか、定期とか。わかりにくい保険用語を知ろう!
保険のことを考えようと思ったときにぶつかるのが、保険独特の用語です。
自分が欲しい!と思う保障をしっかりカバーできているでしょうか?!いざと言う時に、「あれ?こんなはずでは…」とならないために、今日は「終身」と「定期」という言葉についてお話ししましょう!
まず「終身保険」と「定期保険」。
これらはどちらも死亡を保障する保険です。つまり、亡くなったときに遺族が保険金を受け取れるというわけですね。
ただし死亡を保障する期間が違います。
【目次】
終身保険とは?
終身保険とは、保険の加入から解約をしない限り、保障が一生涯継続する死亡保険です。
40歳男性が一生涯で亡くなる確率はどれくらいでしょうか?
それは100%ですね。私たちは必ず亡くなります。
ということは、一生涯に死亡という条件に全員が当たる(確率は100%)わけですから、保険料は高くなり、給付される(もらえる)お金はそこそこになります。
保険会社は、平均余命に達する頃に必ず起きる死亡という条件に備えるために、皆さんの支払った保険料を貯めていくので貯蓄としての機能もあります。
定期保険とは?
定期保険とは、保障される期間が定まっている死亡保険のことです。
「10年」とか、あるいは「60歳満期」といった言い方をします。
それぞれ、保障が加入時から、「10年間」、あるいは「60歳まで」続きますよ、ということです。
その期間が終了すると、保障はなくなります。
ここで考えて見ましょう。
例えば40歳男性の死者数は、1,000人当たり0.94人です。
これは、1,000人の40歳男性がいれば、1年後に生存している数が約999人いることを意味しています。
つまり、限られた10年の期間に亡くなる人は少ないということです。
死亡という条件に当たる人が少ない(確率は低い)わけですから、保険料は安くなり、給付される(もらえる)お金は大きくなります。
自分にはどっちがあっているのか?
これは、自分がどんな保障を必要としているのかによって異なります。
あんまり想像したくないですけど、自分が今、亡くなったと考えてみてください。
自分の周りの人たちはどんな状況になるでしょうか?
奥さん、子どもがいて、これからまだまだお金がかかるときに、収入の柱である自分が亡くなるとどうでしょうか?
家族のみんなは困ってしまうでしょう。
そういう状況にあるなら、10年といった一定の期間、しっかりと家族にお金を残してあげられる定期保険がいいですよね。
リーズナブルな保険料で、大きな保障が得られます。
もし一人暮らしで家族がいない、自分が亡くなったら、遺族に身辺整理のお金を残すだけで十分と思うのであれば、貯蓄としての機能もある終身保険で良いかもしれません。
あるいは、もっと割り切って、定期保険でも構わないでしょう。保障金額を抑えておけば掛金は安く済みます。
【まとめ】
定期保険:一定の期間の死亡を保障する保険。一定期間に亡くなる人は少ない(特に若年層)それで掛金は安い。保障額は大きい
終身保険:一生涯の死亡を保障する保険。一生涯に人は必ず亡くなる。それで掛金は高い。保障額はそこそこ。貯蓄としての機能もある
ここまでで、終身保険、定期保険が「死亡を保障する保険」であり、保障の期間によって呼び方が違うことについて説明しました。
ただ、もう一つ似たような用語があります。
終身タイプ・定期タイプとは?
同じ「終身」「定期」という言葉でも、「終身タイプ」とか「定期タイプ」といった言い方もあります。
これは、死亡以外の保険で使われています。
たとえば、けがや病気を保障する「医療保険」、がんを保障する「がん保険」などです。
考え方は基本的に同じで、「終身タイプ」は一生涯保障が続くもので、「定期タイプ」は一定期間だけ保障が続くものになります。
死亡以外の保障(けが・病気・がん)はどちらのタイプがいいのか
けが・病気、特にがんのリスクは一生涯ついて回るものなので、終身タイプがいいでしょう。
基本を押さえた終身タイプに入っておけば安心です。
でも、奥さんやお子さんがいて、家族を経済的に支えている大事な時期はどうでしょう?
あるいはがんのリスクが大きい時期はどうでしょうか?
その場合は、終身タイプに、上乗せのオプションを追加したり、あるいは一定期間手厚く保障する定期タイプを考えることもできるでしょう。
【まとめ】
定期タイプ:一定の期間を保障する保険。
終身タイプ:一生涯保障する保険。
いちばんしてはいけないことは保険の入りっぱなし
終身保険、定期保険、終身タイプ、定期タイプについて簡単におはなししました。
どの保険・タイプに加入しているにしても、保険の入りっぱなしはよくありません。
私たちの状況も変われば、世の中の状況も変わっているからです。
もっと今の自分にピッタリな保険プランが出ているかもしれません。
もし今ご加入の保険が5~10年を迎えているなら、一度、信頼できるコンサルタントに保険の内容をチェックしてもらってみてくださいね。
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