痛くない、恥ずかしくない、簡単にできる乳がん検診がありました
がんは一般的に高齢になるほど多く見られる病気ですが、乳がんだけは例外。
主な患者さんの年代は30代~50代。中には30代で発症する人も。
毎年1万人が乳がんで命を落とし、そのうちの3/5は早期発見で助かったかもしれないと言われているので、検診で見つけることが大切。
それで乳がん検診について調べてみましたが、今までとは違う新しいタイプの検診があることについて学べたのでご紹介します。
乳がん検診にはどんな方法があるの?
乳がん検診にはいろんな方法があります。みなさんも、次の2つは聞いたことがあると思います。
超音波(エコー)検査
乳房に超音波をあててその反射波を画像化し、がん、乳腺症といった乳房の異変を突き止める方法です。
仰向けの状態で乳房にゼリーを塗り、超音波を出す器具をさまざまな角度から当てて、画面で確認します。X線の照射がないので何度でも検査できるメリットがあります。
マンモグラフィー
マンモグラフィーとは、乳房専用のX線撮影装置を使用し、乳房内部をレントゲン撮影する方法です。この検査では、触診では見つけることのできない5mm程度の小さながんの発見に役立ちます。ただ、透明なプラスチック板に乳房を片方ずつはさんで撮影するため、多少の痛みを伴います。月経前の1週間くらいは、乳房が張って痛みに敏感になることがあります。それで、乳房がやわらかい状態になる月経後1週間~10日の間に検査を受けるのがいいでしょう。
これら2つの検診は、岡山市で500円で受けることができます!
(職場等で検診を受ける機会がなく、40歳以上の偶数年齢の女性。ただし前年度に検診を受けていない方は奇数年齢でも可)
さらに41歳の女性(令和2年度は、S54.4.2-S55.4.1生まれ)には乳がん検診無料クーポン券が送られています。
第三の方法 - 無痛MRI乳がん検査
第三の検診方法が無痛MRI乳がん検査です!この検診を行っている病院のサイトを確認しましたが、次のようなメリットが挙げられていました。
- 痛みがありません。→ うつ伏せで、乳房型にくりぬいたベッドで検査するため、乳房への圧迫がありません。
- 被ばくがありません。→ 放射線を使わないので、被ばくをすることがありません。
- 着衣での検査です。 → 肌を出さなくても乳房の検査ができます。
- 短時間でおわります。→ 検査時間は10分~15分と短時間です。
無痛MRI乳がん検診は、検診を受ける人が、恥ずかしさや痛みから解放される新しいタイプの検診のようです。
乳腺が多い方は、マンモグラフィーで乳がんを見つけにくいといわれていますが、無痛MRI乳がん検査では高精度の診断が可能なようですよ!
なお、この検査は、マンモグラフィや超音波と比べ、大型の検査機器を使うので、お値段が高くなります(1.8〜3万円)。
しかし、今まで検診を受けたことがない人の初回検診時におけるがんの発見率は、2回目以降の人の2倍以上になることが知られています。
つまり、乳がん検診を一度も受けていないことが大きなリスクになるのです。
乳がん検診を受けたことがなく、「恥ずかしい」「痛い」などで躊躇されている方は、この方法を試してみる価値はあると思います。
2020年8月現在、岡山県でこの方法を実施しているのは岡山中央病院です。詳しくはアクセスしてみてくださいね!
(2021年1月現在、ホームページがリニューアルされ、無痛MRI乳がん検診についてのページはありません。受診の際に、直接お問い合わせください)
結論
乳がんは検診でみつけることが大切。
岡山市が実施しているがん検診などを利用して、定期的に検診を受けましょう。
痛いのはイヤ・・・恥ずかしい・・・などの心理的ハードルを感じるなら、無痛MRI乳がん検診を受けるのもアリ。お値段は高いけどね。
あと、大切なこと一つ。手遅れにならないうちにがん保険についても考えてくださいね。
一時金大きさに惑わされず、治療が長引く可能性にもしっかり対応し、治療費をカバーするものを選んでください。
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