夏休み。中国地方でトロッコ列車に安く乗るワザ伝授!2023年度に廃止になる前に行こう!

わがムネトモブラザーズには鉄道好き鉄ちゃんがいます。
それは、兄のヒサノリです!

それで、ブラザーズの兄・弟家族で、
一泊二日の「奥出雲おろち号」のトロッコ列車 乗車体験をしたので、皆さんにもシェアしますね!

実は この旅行に行ったのは、コロナが起きる前。
2019年の春。

2年ちょっと前の話なのですが、
最近この奥出雲おろち号が廃止になるという話を聞きました。

それで、無くなる前に皆さんにもぜひ体験してもらいたい!と思って書くことに決めました!

奥出雲おろち号とは?

奥出雲おろち号」は、JR西日本が木次線で週末・祝日や、行楽シーズンに運行するトロッコ列車。

普通のトロッコ列車かぁ〜、と思ったら大間違いですよ。

何とこの列車。
日本でも珍しい、三段式スイッチバックという、ジグザグと階段のように山を登っていく線路があるんです!

なんとJR西日本では、唯一ここだけ!
【👆ここ。鉄ちゃん的に興奮ポイント!!】

中国山地の険しい山をこの方法で克服し、登っていくわけです!

この奥出雲おろち号は、1998年に運行を開始。
ディーゼル機関車 DE10形DE15形12系客車を連結し、出雲市駅や松江駅を起点に、木次線の木次駅・備後落合駅などの間で運行されてきました。

しかし車両の老朽化によって、2023年度には廃止されることが決まっているようです。

ぜひこの列車が無くなってしまう前に、一度乗ってみることをオススメします!

風情たっぷり。
電車好きでなくともワクワクする、
中国山地の緑の中を颯爽と走るトロッコ列車を楽しんでみるのはどうでしょうか?

家族みんなが安く、しかも2倍楽しむために計画した秘密の方法を伝授!

私たちは2家族(ムネトモブラザーズの兄家族と弟家族)で遊びに行くことにしました!

家族が多い場合、全員がJRを往復乗車すると、けっこうお金がかかっちゃいますよね…💧

そこで私が編み出した(?) 秘密の方法をお教えしちゃいます!

誰かが車の運転し、トロッコ列車と並走。駅で落ち合い、次は乗る人を交代。
つまり、それぞれが片道だけトロッコに乗るという戦略です。

トロッコ体験をゆっくり楽しみたかったので、この旅程は、1泊2日。
オートキャンプ場で一泊することにしました。

2日間の企画書

まずは朝出発して、車2台で備後落合駅を目指します。
そこで、正午頃に出発する奥出雲おろち号に、パパと子どもたちが乗ります。
【切符は旅行前に、早めに予約しておいてくださいね。指定席券が必要です】

ボックス席の写真
予約時の座席表を見ただけでは
イメージしにくかったのですが、
こんなボックス席もいいですよ。

ママたちはそこから車2台を運転し、木次線沿いを車で走ります。
木次線と一般道路は併走しているので、ママたちも迷うことなく、車からパパや子どもたちがおろち号に乗っている様子を見ることができます!

パパたちも、列車から車に手を振って、とても楽しい移動ができるのですよ!

奥出雲おろち号の速度は、観光列車なのでゆったり。
車で併走してもまったく、遅れはとりません。
むしろ車の方が速いくらい!(笑)

先回りして、撮影スポットで待ち伏せできます。👍

途中、日本最大級の二重ループ「奥出雲おろちループ」や、谷底まで約100mあるという真っ赤な「三井野大橋」を眺めなら進んでいき、木次駅に4時頃に到着。

その後、近くの温泉に入って疲れを取ります。
すぐ近くのスーパーで食材を購入して、オートキャンプ場でテント泊。⛺️

路線図と時刻をまとめました


☀️翌朝、今度は逆方向。木次駅から戻る形で、ママたちが奥出雲おろち号に乗車し、パパと子どもたちが車で追いかける番です!

車で先回りしてベストスポットを探し、
カメラ好きのパパたちが、走ってくる奥出雲おろち号を撮影!

最後は、出雲三成で落ち合って、また別の温泉に入って帰るというツアーです!

ではここから、楽しかった奥出雲おろち号の旅の様子を紹介していきますね!

出発は備後落合駅

「備後落合駅」は、観光列車の出発駅とは思えないくらいとっても小さな駅。
でも、地元のおじいちゃんたち(国鉄で働いていたおじいちゃん)が温かく迎えてくれます。
昔使われていた駅員さんの帽子や、タブレット、切符の改札鋏(かいさつばさみ/かいさつきょう)などが展示されています!【👈鉄ちゃん興奮ポイント】

駅での記念写真

いよいよ出発

電車が来てから出発までの時間も、いっぱい記念写真を撮って楽しめました。

ピーッという汽笛の音と、ちょっぴり混じった煙の匂いにまとわれて、イザ!出発です!

トロッコ車両の外観


この日は本当に天気が良くて、開放車両がとても気持ちが良かった。

風を切って、トロッコ列車はどんどん進みます!

備後落合駅から2駅目が、西日本旅客鉄道で最も標高が高い三井野原駅(標高727m)。
ここからソロソロと、トロッコは峠を下り始めます。

そして見えてくるのが、絶景スポット。

まずは、真っ赤な「三井野大橋」です。

「三井野大橋」の写真
谷底まで約100m。

 
この橋を渡り切ったところに、「奥出雲おろちループ」という大きな道の駅があります。
ママたちはこの道の駅に駐車して、展望台から、私たちのトロッコがゆっくり下っていく様子を見られたそうです。

私たちも車窓から手を振って合図したけど、見えたかな?
(「いいえ、遠くて見えなかった…💧双眼鏡があればよかったね」👈ママより)

おろち号が傾斜を下る写真
30‰の勾配!(写真はかなり拡大しています)


続いて、トロッコの車窓からは、「奥出雲おろちループ」が見えます!

奥出雲おろちループとは?
電車ではなく、車のための車道です。
日本最大級の二重ループになっている国道314号線。
広島県と島根県をつなぐJR出雲坂根駅~三井野原駅までの区間、電車はスイッチバックという方法をとりますが、車もその高低差105mの坂を克服するため、コンパクトなスペースで一気に駆け上る(下りる)ために作られました。

車で通ると、勾配も結構ありますし、ずっとハンドルを切ったまま、グルグルと回るのが面白いです。
よく考えられていますねー。
もしこれが直線の坂だったたら、どんな急勾配になっていたのか、ちょっと興味もありますが…。
昔はどうされていたのでしょうね。

ついに最大のイベント!三段式スイッチバック

そこは連続30‰(パーミル)という、鉄道としてはかなり険しい勾配の線路。

※30パーミルというのは、1,000m走るごとに30mの高低差⇅が生じるということを表します。
車のようなゴムのタイヤは、アスファルトとの摩擦が大きいですが、鉄道は車輪もレールも鉄なので、小さな摩擦しかありません。

そのため、このようなキツイ傾斜を登ったり、そこで停止したりするのは苦手なのです💦

まずは「おろちループ」を囲う山肌に沿って、大きく回り込みながら下っていき、一旦 行き止まりの線路に突っ込んで止まります。

そこで列車の向きを変えて、折返線に入り、出雲坂根駅(標高565m)へ侵入。

ここでは20分近く停車してくれるので、一旦トロッコを降りて、写真を撮ったり外の売店でお弁当を買ったりして楽しめます。
(最初に載せた記念写真は、ここで撮ったものです📸 )

ママたちも待っていてくれたので、合流できました。

坂根駅の外観写真
出雲坂根駅
駅舎の端と、道路の向かいには、
湧水を汲めるスポットがありました。


この坂根駅でまた向きを変え、折り返して別の線路に入り、進んでいきます。
これが3段式スイッチバックです。

こうやってジグザクに移動することで、山の急斜面を上ったり下ったりしていくわけですね!

スイッチバックのイメージ図
「逆Z型のスイッチバック


勾配と、入り組んで敷かれた線路。
かっこよかった~!【✌️鉄ちゃん興奮ポイント】

亀嵩駅では、おそばをゲット

乗車してから6駅目。

木次線の亀嵩駅では、おそばを買うことができます。
ただし、予約しておく必要があります。

停車時間は短いですが、予約しておくと、お店の人が列車まで届けに来てくれます!

この駅でおそばが買えることを知っている人はあまりいなかったようで、この度の列車では私たちだけ。
ちょっと、周りの方には申し訳なかったのですが💧、車窓を眺めながら、爽やかな風の中、おいしい出雲そばをいただきましたよ!

みんなも「亀嵩駅のおそば」の注文を忘れずにね!(笑)

トロッコ列車で食べる、おそばの写真

午後4時。木次駅に到着!

そして、11駅目。終点です。

たっぷり3時間トロッコを満喫し、木次駅で下車。
車部隊と列車部隊が合流しました!

楽しかったトロッコ列車の余韻に浸りながら、今晩の宿泊地へ向かいます。
が、その前に。体をさっぱりさせるために温泉へ。

すぐ近くに「おろち湯ったり館」というお風呂があったので、そこを利用しました!

すっかりきれいになった後は、近くのスーパーで食料品の買い出し。
地元ならではの食材を探すのも、また楽しいですね。

「きすきヨーグルト」の写真


そして、今晩の宿泊地、「きすき健康の森」キャンプ場へ向かいます。

予約していたオートキャンプ場に到着!
フリーサイトだったので、ちょうど空いていた真ん中あたりを選びました。

日が暮れるのが早かったので、慌ててテントを張ります。

バーベキューの火は、係の人がおこしてくれます。
だからお任せで簡単!

実はこのバーベキューの炭。
とても質が良くて、その日の晩だけではなく
翌日もまだ熾火(おきび)が残っているほどしっかりとしたものでした。

いつも安物の炭を使っているワタシからすると、炭が違うだけでこんなに持ちが良いのかと目からうろこでしたよ!

翌朝 10時。再び木次駅に

翌朝は空を眺めながら美味しい朝食を食べ、ゆっくりテントを撤収して、また奥出雲おろち号に乗るため 木次駅に。

今度はママたちが、乗る番。
パパと子どもたちは、車に乗ってトロッコ列車を追いかけます!

DE 10型の勇姿
線路沿いを走りながら、DE10型のこんな勇姿を撮影できます!

なんと。
ママたちの向かいの席に座っていたのは、昨日パパたちと同じトロッコ列車に乗っていた男性。
すごい偶然!

東京から来ておられる方で、
昨日に続いて、その日もトロッコ列車の旅を満喫するために乗っておられたのでした!

見どころを分かっていないママたちに、
「もうすぐトンネルだよ」とか
 「ここが撮影ポイントだよ」とか、
ご親切に色々教えてくださったそうです。

昨日のパパや子どもたちの続きで、話が盛り上がり、ママたちはちゃっかり車内販売の「木次牛乳のプリン」をごちそうになっていましたよ!
さすがですね。(ありがとうございました!)

車で並走するのが、とっても楽しいのでおすすめ!



ママたちは4駅目まで乗って、トンネルとそこから開ける風景を40分ほど楽しんだ後、「出雲三成駅」で下車。
パパたちと合流しました!

湯村温泉湯乃上館へ

その後、温泉好きの私たちは、車を少し走らせて、「湯村温泉湯之上館」へ。
川辺にある源泉掛け流しの古風な佇まいのお風呂です!

いや~こりゃ楽しみ。

しかもこの温泉の近くの川原からお湯が湧き出ていて、野天風呂(のてんぶろ)になっているそう。
川の近くに湧き出る温泉は、湯原温泉以来だからちょっと楽しみ!

山道の中、車を走らせると道が狭くなっていきます。
やっと離合(りごう)できる細い道を入ると、湯村温泉の駐車場。

その駐車場の反対側の川辺に…ありました!

目指していた野天風呂

早速、水着に着替えて川へ降りていきます!

いくつか石で囲んだお風呂があって、入っていくとやはり温かい!
ちゃんとお湯が湧き出ているようです。

石の囲いの外は、冷たいままの川の水。
囲いから、温かいお湯がチョロチョロ流れ出ている付近には、小さな魚が集まってきていました。
何かエサでもあるのかな?

川に出ると、ひんやりして気持ちがいいです。

体が温まったら川の方へ。
 冷えたら湯の方へ。
行ったり来たりして遊びました!

だけどやっぱり川ですから、一部川底が深くなっているところもあります。
コケが付いている所もあり、滑りやすいです。
お子さんがいる場合は決して目を離さず、気を付けていましょうね!

一通り遊んだ後、ちゃんとした(?)温泉にも入りました。
水着のまま行ける所。
入浴料は確か400円だったと思います。

建物は、川のすぐ上にあるような作りになっていて、お風呂につかりながら川の様子が見えます。

源泉のお湯にゆったり浸かりながら、せせらぎの音を聞き、しばしゆっくりと体を休めます。
正直、野天も楽しいけど、やっぱりこっちの温泉がいいね。♨️

しっかり温まった後は、温泉の入り口で冷たいものを買い、はしゃぐ子どもたちを尻目に、屋根のある縁側でゴロンと横になり休みました。

ついついうとうとして寝ちゃいましたよ。気持ちよかった〜!

のんびり気分を満喫し、温泉を後にして帰路につきました。

予約をしてみよう!

私たちが予約した時は座席が残り少なくなっていました。
日程に余裕を持って、予約を取っておきましょう。

おろち号の運行は、このようになっています。⬇️⬇️⬇️

路線図と時刻をまとめました

 

予約は、こちら。
➡️ JRおでかけネットのサイトから。
 

(以下の画像は、「JRおでかけネット」より)

JRおでかけネットのトップ画面

乗車/降車駅を指定し、検索に進みます。

 

検索画面の写真
運行していない日には、おろち号が出てきません。
「快速」と「普通車指定席」にチェック。


 

検索結果と、料金が表示されます

「奥出雲おろち号」という表記が出ているか、確かめましょう。
同じ路線で普通車両も運行しているので、間違えないでくださいね!


➡️[この経路のきっぷを予約]ボタンから、J -WESTネット会員の登録をして、予約へ進みます。 

まとめ

ムネトモブラザースがお勧めする「トロッコ列車の旅」。
いかがでしたでしょうか。

「出雲市」や「雲南市」で検索すると、もっと遊べるスポットを探すこともできそうでした。
でもやっぱり鉄道好きとしてのオススメは、ゆっくりとトロッコの風情の余韻を楽しむ旅。

もちろん他県への移動は感染状況が落ち着いてからにはなりますが、トロッコ列車は換気対策がバッチリ!!
(窓が無いのですから、当たり前ですね・・・😄 )
しっかりとした感染対策もとりながら楽しめるといいですね。

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